差し掛かる門出の橋下
旅の随(まにま)に集いて
百千万(ももちよろず)の言の葉を
繋ぎ言祝ぎ組み交わす
ヒュールリラールールリラー連れてゆく
とくりとくりと目を覚ます
緋(あか)き鼓動の産声が
八重波に飛ぶ光花月(みかづき)
両手に咲かせる
海原に鳴り響く時の鐘を
運んでく青き星の緋き旋風(かぜ)よ
燈された小さな灯翼を広げ
呼んでいる君の命一つ二つと乗せてゆく
ヒューリラールールリラー
君の声が
ヒューリラールールリラー
船舵をとる
ヒューリラールールリラー
忘れてた記憶
ヒューリラー ルールリラ
甦り空を翔ける
大空に響き渡る君の音色を
運んでく時の波を渡る方舟
ヒューリラールールリラー
君の音が
ヒューリラールールリラー
世界を映す
ヒューリラールールリラー
忘れてた記憶
ヒューリラールールリラ
君をさらったなら
そこに拡がる
三千世界(みちのうみ)共に渡る
時の運音(はこぶね)