演劇（芸術）が生み出すエネルギーは、この社会に「心の価値」を提供できる力があると信じています。一方で、演劇は敷居が高いとも感じました。演劇を普段から観る習慣がないという人も、まだまだ多いように感じます。

・演劇をもっと気軽に楽しめる場を創る

・演劇のノウハウを活かして新たな価値を創造する

・演劇（芸術）に関わる人の活動の場を増やす

これが、IWATOを立ち上げるに至った一つ目の想いです。

そして、もう一つ、大学時代の恩師から、こんな言葉をいただいたことがあります。

「伝統とは、形の継承ではなく、魂の継承である」

形は、時代や時代のニーズによって変わっていく必要がある。一方、魂や想いを受け継いでいくことができれば、伝統というものは受け継がれていくんだと。

更に、後年こんなお話を聞きました。世界に200年企業は6000社あり、そのうち日本にある200年企業は、3000〜3500社ある。（少し前の数字で、現在は変わっています）何故、200年企業が日本にこんなに多いのかというと、家訓や理念を受け継ぐ風土があったからだと。

これを聞いた時に、日本人として誇りに思いました！ワクワクしました！現代は、新しいものがでてきては、消えていく、変化の激しい社会。そんな中で、変化を遂げながらも、魂や想いを受け継ぎ、永くお客様に愛される文化を創りたい！

これが、IWATOを立ち上げるに至った二つ目の想いです。

そして、二つのビジョンを掲げました。

① 東京湾クルーズ安宅丸で行っていたパフォーマンスチームWAGAKUのロングラン公演の復活

② 国産大型ミュージカルの製作

形を変えながらも魂（想い）を受け継ぎ、創造と破壊を繰り返し、アップデートを繰り返し、バージョンアップを繰り返し、作品を紡ぎながら育てていき、永く愛される作品を創ると共に、社会に「心の価値」を届けていく。作品という成果物の提供だけでなく、作品を創るそのプロセスも届けることで、感動に繋げていきたい。

これが、IWATOの理念（魂・想い） と ビジョンです。