プロジェクトでSNSを運用するにあたって、各媒体の特性を把握することは重要です。闇雲に発信していても効果は出ず、特性を理解して、どんな役割を担わせるのかを定める必要があります。
主なSNSの特性を見ていきましょう。
・主な特性 → 最も拡散力がある媒体であり、140字の文字数制限がある
・フォロー(登録)の手軽さ → ハードルは低い
・拡散力 → 最も強い
・コンテンツ力 → 弱い
・役割 → Twitterそのものがコンテンツになりうることは難しいが、不特定多数に向けての告知には最も向いている。
・主な特性 → グループ機能に代表されるように、同じ目的、同じ趣味、思考を持った人が集まる場に向いている
・フォロー(登録)の手軽さ → ややハードルはあり
・拡散力 → やや強い
・コンテンツ力 → 強い
・役割 → オンラインサロンで使用している人も多いように、同じ目的、同じ趣味、思考を持っている人に向けてのコンテンツ提供には向いている。
・主な特性 → 写真が主となる媒体です。
・フォロー(登録)の手軽さ → ハードルは低い
・拡散力 → 無し
・コンテンツ力 → 強い
・役割 → 写真が主となる媒体であり、拡散力もないので、告知には向きません。写真が一覧表示されたり、また動画も掲載することができるので、ギャラリーのような役割に向いています。
■YouTube
・主な特性 → 動画が主となる媒体です。
・フォロー(登録)の手軽さ → 普通
・拡散力 → 無し
・コンテンツ力 → 最も強い
・役割 → 動画という表現媒体からして、面白いものを作ることができるので、コンテンツとしての役割を担えます。
■LINE@
・主な特性 → プッシュ型の情報発信媒体です。
・フォロー(登録)の手軽さ → ハードルは高い
・拡散力 → 無し
・コンテンツ力 → 無し
・役割 → ファン向けの情報発信に向いています。(=ファンに情報を漏れなく、かついち早く届ける)
違いがあることはわかると思いますが、特性とプロジェクトの相性を見極めて、正しく運用し、導線を作ることで効果が大きくなります。
プロジェクトによって、向き不向きはありますが、一例として以下のような設計が考えられます。
【 演劇のプロジェクトにおけるSNSの運用 】
❶ YouTube
演劇作品の一部をYouTube上でアップしたり、キャストのトークショーや、演劇を活かしたコンテンツをアップする。
❷ Twitter
YouTubeでアップしたコンテンツを、Twitterで告知する。
❸ LINE@
YouTubeをみてファンになった人に向けて、公演の告知をする。
❹ Facebook(グループ)
ファンになった人向けに、有料課金で稽古動画など製作過程をみせる。
❺ Instagram
ギャラリーとして公演の写真をアップする。一般のお客様のみならず、業務提携をする会社や、業務委託をする相手にも見てもらう役割を担う。