今回は、コンサート「音の道」に出演する千布幸奈(ちぶ ゆきな)をご紹介させていただきます。
学生の頃から歌をうたっていた千布幸奈。
東京都立総合芸術高等学校を経て、東京音楽大学声楽演奏家コースで声楽を学びながら、歌手・舞台俳優として活動し、ミュージカルをはじめ、舞台やライブ、コンサートなど幅広く出演してきました。
一方、この頃は、歌うことに対して「採点される」という環境にいました。
自分の点数が出るたびに、周りの人との点差が目に見えてわかってしまう。
それが苦痛で仕方なく、好きではじめた歌が、いつしか伸び伸びと歌うことができなくなっていました。
練習しても、練習しても、思うように歌えない日々、、、卒業後も、オーディションに落ちる日々が続きました。
自分の歌にまったく自信が持てなくなり、落ち込んでいた千布。
そんな時に出会ったのが、今回共同主催を務めるA music company の 阿川建一郎でした。

「オペラ座の怪人」「ライオンキング」等に出演し、劇団四季在団14年間で2600ステージ以上に出演。在団後期には、演出家・浅利慶太氏と共に演出委員として、多くの舞台の立ち上げにも参加した阿川。
その阿川が退団後に主催したワークショップに、千布が参加する機会がありました。
そこで目にしたのは、経験がある人も、ない人も、また年齢も関係なく、参加している人たちがとにかく楽しそうに歌っている姿でした。
その光景に、千布は心を動かされます。
自分がいかに「うまく歌うこと」にとらわれていたのか、、、千布が歌う意味を思い出した瞬間でした。
それから、千布の活躍の場は少しずつ広がっていきます。
◯2024年 劇団ミュ旗揚げ公演 ミュージカル『Liebe〜シューマンの愛したひと〜』ショパン役で出演
◯2025年 Office8次元による鳴らして楽しむミュージカル『セロ弾きのゴーシュ』楽団員として出演
◯2026年 ミュージカル『赤毛のアン』リンド夫人ほかで出演
また、銀座BONBONをはじめとするライブ・コンサートにも多数出演し、ミュージカルナンバーからポップス、昭和歌謡まで、現在は幅広いジャンルの楽曲を歌っています。
ステージに立つ度に、少しずつ心も解放され、歌うことが楽しくなっていきました。
そして、楽しそうに歌っている千布の姿を見て、「楽しい」と言ってくれるお客様も現れるようになりました。
一時期は、歌うことに苦痛を感じ、自信をなくし、落ち込んでいた千布幸奈。
その体験を通して得たことは、
「心の在り方が“声”と連携する」ということ。
だからこそ、千布が今、最も大切にしていることは、「歌うことを楽しむこと」。
このまわり道こそが、千布幸奈の歩んできた「音の道」。そんな千布幸奈が、再び阿川建一郎とタッグを組み、コンサート「音の道」で生み出す“音”を、ぜひ楽しみにしていてください!!



千布幸奈